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ApparelX Wiki生地用語集

RWSとは

定義

RWSとは、羊の飼育における動物福祉、土地管理、社会的配慮と、認証原料の流通管理を対象とする任意のウール認証規格です。

別名レスポンシブル・ウール・スタンダードアールダブリューエス認証レスポンシブルウール規格
目次5項目
  1. 定義と概要
  2. 対象と基準の考え方
  3. 仕入れと製品づくりでの確認事項
  4. 表示と証明書の注意点
  5. よくある質問

定義と概要

RWSは、責任ある羊毛生産を目指すための国際的な任意認証規格です。羊が飼育される農場での管理と、農場から紡績、織編、縫製などへ至る供給網における原料の追跡可能性を扱います。法令そのものではなく、認証を取得した事業者が基準への適合を第三者認証で確認する仕組みです。

RWSはウールという繊維の種類、織組織、風合い、耐久性を示す規格ではありません。そのため、RWS原料を使った生地であっても、混用率、番手、目付、仕上げ加工などの仕様は品番ごとに別途確認します。

対象と基準の考え方

農場段階では、羊の健康と取り扱いに関する動物福祉、放牧地などの土地管理、働く人に関する社会的な配慮が主な考え方です。基準への適合状況は認証の範囲内で確認され、原料が次工程へ移る際にも管理情報をつなげます。

流通・加工段階では、認証原料と非認証原料を適切に区分し、仕入れから出荷までの記録を管理することが重要です。この連鎖管理により、製品に用いた認証ウールの由来に関する主張を、書類上で確認できるようにします。

仕入れと製品づくりでの確認事項

生地を仕入れる際は、単に商品説明にRWSとあるかだけで判断せず、認証対象となるウールの混用率、認証原料の量、証明書の対象品番、発行時点、有効性を確認します。ウール混紡品では、全素材が認証対象とは限りません。

製品化する場合は、生地の購入記録と認証原料に関する取引証明書を対応付け、裁断・縫製・出荷での数量管理を行います。加工先や縫製工場を介する場合は、必要な認証範囲を事前に確認し、認証原料と非認証原料が混在しない運用を整えます。

  • 仕入先の認証書と対象範囲
  • 取引証明書と対象ロット
  • ウールの混用率と認証対象量
  • 加工・縫製を含む供給網の認証状況

表示と証明書の注意点

RWSに関する表示やロゴの使用は、認証を受けた事業者の管理下で、規格の表示ルールに沿って行う必要があります。認証生地を購入したことだけで、ブランドや最終製品に自由に認証表示できるわけではありません。表示文言は認証範囲と証明書に照らして確認します。

RWSはノンミュールジングウールと関連して扱われることがありますが、同義ではありません。ノンミュールジングは特定の飼育処置に着目した表現であるのに対し、RWSは動物福祉、土地管理、社会面および流通管理を含む認証規格です。

よくある質問

RWS認証の生地なら、製品にRWSと表示できますか。

必ずしも表示できるとは限りません。最終製品で認証に関する主張を行うには、原料の取引証明書、加工から出荷までの認証範囲、表示ルールへの適合を確認する必要があります。仕入先の生地認証書だけで表示可否を判断せず、認証機関または認証管理担当者に確認します。

RWSとノンミュールジングウールは同じですか。

同じではありません。ノンミュールジングウールはミュールジングを行わないことに焦点を当てた原料の表現です。一方RWSは、羊の取り扱いを含む動物福祉に加え、土地管理、社会的配慮、供給網での流通管理まで対象とする認証規格です。

RWSはウールの品質を保証する認証ですか。

RWSは繊維の細さ、強度、色、風合い、ピリングなどの製品品質を保証する認証ではありません。生地として採用する際は、認証書類とは別に、混用率、目付、物性試験、染色堅牢度、縮率、ロット差などを通常どおり確認する必要があります。

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