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ApparelX Wiki生地用語集

J∞QUALITYとは

定義

J∞QUALITYとは、日本国内で行われる織編み、染色整理、縫製などの工程と生産体制を対象に、日本製ファッション製品の品質とものづくりを認証する民間制度です。

別名JクオリティージェイクオリティーJクオリティジェイクオリティジェイインフィニティクオリティ
目次6項目
  1. 定義と制度の位置付け
  2. 対象と基準の考え方
  3. 生地仕入れと製品づくりでの確認事項
  4. 表示と証明書の注意点
  5. 似ている用語との違い
  6. よくある質問

定義と制度の位置付け

J∞QUALITYは、日本の繊維・ファッション産業におけるものづくりを対象とした認証制度です。法律による規制や、素材そのものの種類を示す規格ではなく、国内での生産工程や認証を受けた事業者による生産を確認する仕組みです。

この認証は、生地だけでなく衣料製品も対象とします。そのため「日本製」と表示できることだけを確認する制度、あるいは特定の性能を保証する試験規格と捉えないことが重要です。

対象と基準の考え方

対象となる工程は、一般に織編み、染色整理、縫製などです。生地では織編みから染色整理まで、製品では生地生産から縫製までの工程のつながりが確認の対象になります。工程ごとに認証対象となる工場・事業者であることが求められます。

認証には、生産背景の確認に加え、品質管理や技術継承など、国内生産に関わる体制の考え方が含まれます。ただし、堅牢度、縮率、耐久性などの個別性能値を一律に保証する認証ではありません。

  • 生地の認証範囲が織編みのみか、染色整理まで含むかを確認します。
  • 衣料製品では表地以外に、裏地、芯地、付属の扱いも認証条件に照らして確認します。
  • 品番、色、加工、工場が変わる場合は、同一の認証対象として扱えるかを確認します。

生地仕入れと製品づくりでの確認事項

認証生地を仕入れる際は、認証区分、対象品番、対象色、加工内容、製造工程、認証の有効性を仕入先に確認します。同じ素材名や同じ産地の生地であっても、すべてが認証対象とは限りません。

認証生地を使用しても、縫製先や副資材、後加工、製品の申請条件によっては、完成品に認証表示を付けられない場合があります。企画初期に生地供給先、縫製工場、表示担当者で条件を共有することが実務上重要です。

表示と証明書の注意点

J∞QUALITYの名称やマークを下げ札、織りネーム、商品説明などに用いる場合は、認証対象であることの確認に加え、制度運営者が定める表示方法と使用手続きに従う必要があります。生地の認証と製品の認証は区別して扱います。

発注書、仕様書、検品記録には、認証名だけでなく対象品番、色、ロット、工程、根拠書類の管理先を記録します。販売時の説明は認証範囲に限り、性能保証や環境負荷の低減を認証だけから広く訴求しないよう注意します。

似ている用語との違い

原産国表示は、法令等に基づいて製品の原産国を表示する考え方です。J∞QUALITYは国内生産工程と認証体制に着目する民間認証であり、原産国表示そのものに置き換わるものではありません。

エコテックス、GOTS、GRSなどは、有害物質、オーガニック原料、リサイクル原料など、それぞれ異なる主題を扱う認証です。J∞QUALITYは主に日本国内での生産工程とものづくりに関する認証であり、認証の目的と確認書類が異なります。

よくある質問

J∞QUALITYの生地を使えば、製品にもJ∞QUALITYを表示できますか。

必ずしも表示できるわけではありません。完成品としての認証では、生地以外に縫製工程や生産事業者なども条件の確認対象になります。生地の認証書類を受け取り、製品認証の要件と表示手続きを企画段階で確認してください。

J∞QUALITYは日本製表示と同じですか。

同じではありません。日本製表示は原産国の表示に関する考え方であり、J∞QUALITYは国内工程や認証を受けた生産体制を確認する民間認証です。製品表示では、それぞれに必要な根拠と条件を分けて管理します。

J∞QUALITYは生地の堅牢度や安全性を保証しますか。

認証だけで個別生地の堅牢度、縮率、安全性などが保証されるわけではありません。用途に応じて、混用率、洗濯表示、堅牢度試験、ホルムアルデヒドなどの必要な品質確認を別途行うことが必要です。

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