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ApparelX Wiki生地用語集

ISO 14001とは

定義

ISO 14001とは、組織が事業活動による環境への影響を管理し、継続的な改善を図るための環境マネジメントシステムに関する国際規格です。

別名ISO14001環境マネジメントシステムアイエスオー一万四千一環境マネジメントシステム規格
目次6項目
  1. 定義と認証の対象
  2. 基準の考え方
  3. 生地の仕入れと製品づくりでの確認事項
  4. 表示と証明書の扱い
  5. 似ている用語との違い
  6. よくある質問

定義と認証の対象

ISO 14001は、環境方針、目標設定、法令順守の確認、運用管理、評価および改善の仕組みを定める国際規格です。認証を受ける対象は生地や製品そのものではなく、原料調達、製織、染色、縫製などを行う組織の環境マネジメントシステムです。

認証の有無は、組織が定めた適用範囲で環境管理の仕組みを運用していることを示します。ただし、認証取得企業の全拠点、全工程、全製品が自動的に対象となるとは限りません。

基準の考え方

この規格では、組織が自らの活動、製品およびサービスに伴う環境側面を把握し、重要な影響を管理することが求められます。環境側面とは、エネルギー使用、水使用、排水、廃棄物、化学物質管理など、環境に影響し得る要素を指します。

一律の排出量、水使用量、再生材配合率などを製品ごとに定める規格ではありません。そのため、ISO 14001認証だけから、特定の生地の環境負荷が低いことや、特定の原料が使われていることを判断することはできません。

生地の仕入れと製品づくりでの確認事項

仕入先がISO 14001認証を掲げる場合は、認証書で認証主体、認証機関、有効期限、認証範囲、対象拠点を確認します。依頼する生地の製織、染色、整理加工などが、その認証範囲に含まれるかを仕入先へ確認することが重要です。

環境配慮に関する調達基準やブランドの要求がある場合は、ISO 14001に加えて、原料の由来、再生材の含有、化学物質管理、工程の追跡可能性を示す資料を必要に応じて確認します。目的に合う証明書かを工程単位で整理します。

  • 認証書の名義と、実際の生産拠点が一致しているか
  • 認証範囲に生地の対象工程が含まれているか
  • 認証書の有効期限と発行時点を確認できるか
  • 製品や原料に関する別の証明が必要か

表示と証明書の扱い

ISO 14001は組織の管理体制に対する認証であるため、「この生地はISO 14001認証品です」のように、製品自体が認証されたと受け取られる表示には注意が必要です。表示を行う際は、認証取得組織、対象拠点または対象工程を明確にし、認証書の範囲に沿って表現します。

ロゴや認証に関する表現には、認証機関や取引先が定める使用条件がある場合があります。下げ札、商品ページ、展示会資料などに記載する前に、認証書の記載内容、契約条件、表示承認の要否を確認します。

似ている用語との違い

エコテックスは主に繊維製品の有害物質に関する基準、GOTSは有機繊維製品に関する基準、GRSは再生材料と加工工程に関する要求事項を扱います。これらは製品やサプライチェーンに関する条件を含み得るのに対し、ISO 14001は組織の環境管理の仕組みを対象とします。

ブルーサインやZDHCは、繊維・アパレルの化学物質管理や工程管理に関わる枠組みです。ISO 14001と併用されることはありますが、確認できる内容、対象範囲、証明の単位は同一ではありません。

よくある質問

ISO 14001認証の生地は環境配慮型と表示できますか。

ISO 14001は生地そのものではなく、認証範囲内の組織における環境管理の仕組みを対象とします。認証だけを根拠に生地の環境負荷が低いと表示することは避け、認証取得工場で生産されたことなど、確認できる事実に限定して表現します。

仕入先からISO 14001認証書を受け取ったら、何を確認しますか。

認証書の名義、認証範囲、対象所在地、有効期限を確認します。生地の生産を担う製織、染色、整理加工の拠点が範囲内かも重要です。商社や販売元の認証書だけでは、生産工場の運用状況を示さない場合があります。

ISO 14001とGRSは代替できますか。

代替できません。ISO 14001は組織の環境マネジメントシステム、GRSは再生材料の内容と管理連鎖などを扱う別の規格です。再生材使用の根拠が必要な場合は、ISO 14001とは別に、対象製品に対応する証明書を確認します。

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