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ApparelX Wiki生地用語集

FSC認証とは

定義

FSC認証とは、責任ある森林管理と、認証材が製品になるまでの流通管理を対象とする森林由来原料に関する認証制度です。

別名FSCエフエスシー認証森林管理協議会認証
目次6項目
  1. 定義と対象
  2. 基準と表示区分の考え方
  3. 生地仕入れと製品づくりの確認事項
  4. 表示と証明書の注意点
  5. 似ている認証との違い
  6. よくある質問

定義と対象

FSC認証は、森林の環境面・社会面・経済面に配慮した管理を促す認証制度です。森林そのものを対象とする認証と、認証材を分別・管理して流通させる事業者を対象とする認証があります。

アパレル分野では、木材パルプを原料とする再生セルロース繊維、紙製の下げ札や包装材などで関わることがあります。綿、羊毛、石油由来の合成繊維そのものを認証する制度ではありません。

基準と表示区分の考え方

FSC認証では、森林管理が定められた原則に沿うことに加え、流通・加工の各段階で認証材と非認証材を適切に管理できることが重視されます。後者は認証材の由来を追跡する管理の仕組みです。

製品に関する訴求では、認証由来の原料だけで構成される場合と、認証原料を含む場合、管理された供給源を含む場合などで表示区分が異なります。区分ごとに必要な条件を確認します。

生地仕入れと製品づくりの確認事項

認証に関する表示を予定する場合は、生地サプライヤーに原料の種類、認証の対象範囲、該当ロット、認証番号および証明書の有効性を確認します。単に木材由来繊維を使用しているだけでは、FSC認証品とはいえません。

生地が認証原料を含んでいても、ブランドや縫製工場を含む製品化の流通経路で必要な管理が行われなければ、最終製品に認証表示を付けられない場合があります。企画の初期段階で表示の可否をサプライチェーン全体で確認します。

  • 仕入先の証明書の名義、認証番号、有効期限
  • 対象生地の品番、色、ロットと取引書類の対応関係
  • 混用する副資材、下げ札、包装材ごとの認証対象範囲
  • 最終製品での認証表示に必要な事業者認証の有無

表示と証明書の注意点

FSCの名称、略称、ロゴを製品、下げ札、商品ページ、カタログなどに表示する際は、所定の表示ルールに従う必要があります。生地仕入先の証明書だけを根拠に、製品全体が認証済みであるような表示をすることは避けます。

認証書類は製品の性能や安全性を証明するものではありません。また、環境負荷のすべてが小さいことを保証するものでもありません。原料の由来に関する認証として、対象範囲を限定して伝えることが重要です。

似ている認証との違い

FSC認証は主に森林由来原料とその流通管理に関する認証です。オーガニック繊維の生産・加工を扱うGOTS、再生材の含有量と流通管理を扱うGRS、繊維製品の有害物質に着目するエコテックスとは、対象と確認内容が異なります。

同じ木材由来繊維を使う生地でも、FSC認証の有無と、化学物質管理、再生材含有率、製品安全性の評価は別に確認します。必要な認証を目的別に組み合わせて検討します。

よくある質問

FSC認証生地なら、完成した衣料品にもFSCロゴを付けられますか。

必ずしも付けられるとは限りません。生地が認証原料を含んでいても、最終製品までの加工・流通段階で必要な管理と認証が満たされていること、表示承認などの条件を満たすことが必要です。仕入先と認証機関のルールを確認します。

FSC認証はオーガニックコットンの認証ですか。

異なります。FSC認証は森林由来原料と流通管理を主な対象とし、オーガニックコットンの栽培を認証する制度ではありません。綿製品で環境配慮に関する表示を行う場合は、原料に対応した認証や証明書を別途確認します。

生地の証明書で確認すべきことは何ですか。

証明書の有効期限と認証番号に加え、発行先が取引先と一致するか、購入する生地やロットが証明書の対象かを確認します。最終製品に表示する場合は、自社および委託先を含む流通経路に必要な認証があるかも確認します。

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