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ApparelX Wiki生地用語集

4ポイントシステムとは

定義

4ポイントシステムとは、生地の検反時に見つかった欠点を大きさや程度に応じて最大4点まで点数化し、反ごとの品質を評価するための検査方式です。

別名4点法4ポイント法フォーポイント法
目次6項目
  1. 定義と概要
  2. 評価の特徴
  3. 主な使用場面
  4. 運用上の注意点
  5. 似ている用語との違い
  6. よくある質問

定義と概要

4ポイントシステムは、織り傷、汚れ、染めムラ、穴、糸切れなどの生地欠点を検反で確認し、欠点の大きさや種類に応じて点数を付ける評価方式です。欠点1件当たりの点数は1点から4点までとします。

反全体の点数を面積当たりに換算し、あらかじめ定めた基準値と照合して合否や格付けを判断します。取引先間で検品基準を共有し、原反の受入れや裁断前の品質確認に用いられます。

評価の特徴

欠点を単に有無で判定するのではなく、程度を数値化できる点が特徴です。反ごとの品質状態を比較しやすく、欠点の発生傾向やロット差を記録して、生産工程の改善につなげることもできます。

ただし、この方式は生地の風合い、厚み、光沢、伸縮性といった物性を示すものではありません。4ポイントシステムの評価が良好でも、用途に必要な堅牢度や強度、寸法安定性を別途確認する必要があります。

  • 対象となる欠点の定義
  • 欠点の寸法を測る方法
  • 面積換算の方法
  • 合格とする基準値
  • 端部や耳付近の欠点の扱い

主な使用場面

主に織物や編物の原反を受け入れる際、または出荷前に検反して品質を管理する場面で使われます。シャツ、ジャケット、パンツ、アウターなど、裁断して製品化する生地全般で採用を検討できます。

季節やアイテムそのものを分類する方式ではありません。薄地では透けやすい欠点、厚地や起毛品では見えにくい欠点があるため、生地の種類と最終製品の見え方に応じて検査条件を設定します。

運用上の注意点

採用時は、検反機の照明、検反速度、検査幅、欠点の見本、判定者の教育をそろえることが重要です。条件が異なると同じ原反でも判定が変わる可能性があるため、検査記録には条件と欠点位置を残します。

縮み、洗濯後の外観変化、縫製時のパッカリングなどは、原反検査だけでは十分に評価できません。量産前に裁断・縫製・洗濯または製品試験を行い、欠点が製品の見える位置に入らないようマーキングと裁断計画を確認します。

似ている用語との違い

検反は、生地を広げて目視などで検査する作業そのものを指します。4ポイントシステムは、その検反で発見した欠点を点数化して評価するための方法です。検反を行っても、必ずしも4ポイントシステムを採用しているとは限りません。

生地欠点は織り傷や汚れなど、評価対象となる現象の総称です。B反は取引上、一定の基準により正反として扱わない反を指すことがあります。4ポイントシステムは、こうした区分を判断する際の基準の一つとして運用されます。

よくある質問

4ポイントシステムは生地の品質をすべて評価できますか。

いいえ。主に外観上の生地欠点を点数化する方式です。風合い、縮率、堅牢度、引張強度、縫製後の外観などは別の試験や確認が必要です。最終製品の用途に応じて、必要な品質項目を併用して管理します。

4ポイントシステムの基準値は共通ですか。

欠点の採点方法や面積当たりの合否基準には、取引先、素材、用途による運用差があります。発注時には対象欠点、採点基準、換算方法、許容値、再検査時の扱いを仕様書などで事前に明確にします。

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