ビジューとは
ビジューとは、ラインストーンや模造真珠などの装飾を用い、宝石のような輝きや立体感を表現した、主に装飾性を重視するボタンです。
目次7項目
定義と概要
ビジューはフランス語で宝石を意味し、服飾資材では宝石のように見える装飾を施したボタンを指します。前あきの留め具として使うほか、デザイン上のアクセントとして用いられることも多いボタンです。
ラインストーン、模造真珠、ガラス、樹脂、金属調パーツなどを組み合わせたものがあり、カット面や台座、装飾の配置によって輝き方と印象が変わります。一般に実用性よりも華やかさを重視します。
素材と構造
ビジューの表面装飾には、ガラス製または樹脂製のラインストーン、模造真珠などが使われます。土台は金属、樹脂、合金調の素材などさまざまで、装飾を爪や接着剤で固定した構造があります。
付け方は、裏面に縫い付け用の穴を持つ二つ穴・四つ穴タイプ、裏側に足を設けた足つきタイプが中心です。厚みや裏面の凹凸があるため、ボタンホールを通す用途に適するかは形状ごとに確認します。
- 穴あきタイプはシャツやブラウスなどの薄地にも比較的合わせやすいです。
- 足つきタイプはボタン表面を見せやすく、ジャケットやドレスの装飾に用いられます。
- 重いボタンは、生地の伸びや垂れを防ぐために力ボタンを併用することがあります。
サイズの表し方
ボタンのサイズは、直径をmmで示すほか、リーニュで表す場合があります。リーニュはボタンの外径を表す伝統的な単位であり、発注や仕様書ではmm表記との対応を確認すると認識違いを防げます。
ビジューは装飾部分の張り出しや高さによって見た目の大きさ、ボタンホールの通しやすさが異なります。外径だけでなく、厚み、足の高さ、穴径、実際に通すボタンホール寸法も確認が必要です。
主な用途
ブラウス、カーディガン、ジャケット、ワンピース、ドレスなどに用いられます。衿元、前立て、カフス、ポケット口などに配置すると、少ない点数でも装飾効果を出しやすい資材です。
衣装やフォーマルウェアでは、前あきの全ボタンに使うほか、一番上だけをビジューにしてポイントにする使い方もあります。着用時に当たりやすい部位では、装飾の引っ掛かりや重量を考慮します。
付け方と取り扱いの注意
縫い付け時は、穴または足に合う太さのボタン付け糸を選び、ぐらつきが出ないよう確実に固定します。足つきタイプは根巻きをして糸足を作ると、厚みのある生地でも生地面との間に適度なゆとりを確保できます。
洗濯、ドライクリーニング、アイロンへの耐性は、装飾材、接着方法、台座の材質によって異なります。強い摩擦や衝撃、熱、溶剤により、石の脱落、割れ、くもり、変色、接着部の劣化が起こることがあります。
製品化前には、実際の生地と縫製仕様で付け強度を確認し、想定する洗濯やクリーニング条件で試験することが重要です。アイロンはボタンを避けるか、当て布を用いて直接の加熱と圧力を避けます。
似ている用語との違い
ラインストーンは、宝石のような輝きを表す個々の装飾石を指す素材名です。ビジューは、そのような装飾石を用いたボタン全体、または宝飾的な意匠を指すことが多く、素材単体とは区別されます。
パールボタンは真珠調の外観を持つボタンを指します。一方、ビジューにはパール調の装飾を含む場合もありますが、ラインストーンなどによるきらめきや立体的な装飾性を特徴とする点で異なります。
よくある質問
ビジューは洗濯できますか?
洗濯できるかは、石や台座の素材、接着方法、縫い付け仕様によって異なります。水洗いで脱落やくもりが生じる場合もあるため、資材の取扱い条件を確認し、製品化前に洗濯試験を行ってください。
ビジューボタンに力ボタンは必要ですか?
ビジューとラインストーンの違いは何ですか?
ラインストーンはガラスや樹脂などで作られた装飾石を指します。ビジューはラインストーン、模造真珠、台座などを組み合わせて宝飾的に仕上げたボタン、またはその意匠を指すため、意味する範囲が異なります。





