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リーニュとは

定義

リーニュとは、主にボタンの外径を表す伝統的な単位で、1リーニュは約0.635mmに相当し、ボタンのサイズ選定や仕様書で用いられます。

別名型 / ライン / L

定義と概要

リーニュは、ボタンをはじめとする服飾付属品の大きさを表す単位です。フランス語のLigneに由来し、表記では「L」または「ligne」が使われます。日本のボタン業界では、外径の呼び寸法として用いられることが多いです。

1リーニュは1インチの40分の1で、約0.635mmです。したがって、リーニュの数値が大きいほどボタンの直径も大きくなります。仕様書や発注書では、形状、素材、色とともにリーニュ数を指定します。

サイズの表し方

リーニュからmmへ換算する場合は、リーニュ数に約0.635を掛けます。例えば15Lは約9.5mm、20Lは約12.7mm、24Lは約15.2mmです。実際の製品では、表示寸法の基準や測定箇所を確認することが大切です。

mm表記は直径を直接把握しやすく、リーニュ表記はボタンの慣用的なサイズ区分として便利です。両者は同じ大きさを異なる単位で示すものであり、ボタンの種類や素材を示す言葉ではありません。

  • 換算の目安:mm=リーニュ数×約0.635
  • 仕様書には「20L(約12.7mm)」のように併記すると伝達しやすくなります。
  • ボタンホールの長さは、ボタンの実測径と厚み、形状を基に別途検討します。

形状と素材との関係

リーニュはサイズの単位であり、二つ穴・四つ穴・猫目などの穴あきボタン、足つきボタン、トンネル足ボタンなど、穴や足の構造を区別するものではありません。同じ20Lでも、穴の数、足の有無、厚み、表面形状は異なります。

また、貝、本水牛、ナット、ポリエステル樹脂、ユリア樹脂、メタルなど、素材もリーニュとは別に選定します。素材や成形方法によって実測値の許容差、厚み、割れやすさ、洗濯・クリーニングへの適性が異なるため、サイズだけで判断しないことが必要です。

主な用途と選定の注意点

小さめのサイズはシャツやブラウスの前立て、袖口などに、大きめのサイズはジャケット、カーディガン、コート、アウターなどに用いられます。ただし、適切なサイズは衣服のデザイン、生地の厚み、ボタン位置、開閉のしやすさによって変わります。

縫い付ける際は、穴あきボタンでは縫い糸の太さと本数、足つきボタンでは根巻きの有無を、ボタンの厚みや生地に応じて設定します。ボタンホールはボタンの直径だけでなく、厚みや丸みを含めて試作で通り具合を確認します。

洗濯、ドライクリーニング、アイロンの可否や条件は、素材、塗装・メッキ、接着部の有無によって異なります。高温のアイロンを直接当てること、強い衝撃、薬剤との長時間接触は、割れ、欠け、変色、表面劣化の原因となる場合があります。

似ている用語との違い

「型」は、ボタンの形状、意匠、または品番上の区分を指すことがあり、サイズ単位であるリーニュとは意味が異なります。「mm」は長さの一般的な単位であり、リーニュと換算できます。

二つ穴ボタン、四つ穴ボタン、猫目ボタンは穴の形状・数による分類です。足つきボタン、トンネル足、カン足は取り付け部の構造を示します。リーニュは、これらの形状分類と組み合わせて指定します。

よくある質問

ボタンの20Lは何mmですか?

20Lは約12.7mmです。1Lは約0.635mmとして換算できます。ただし、製品の呼び寸法と実測値には素材や製造上の許容差があるため、ボタンホール設計や量産前の確認では、使用する現物を測定してください。

リーニュとmmはどちらで仕様書に書くべきですか?

取引先や使用するボタンの表示に合わせるのが基本です。認識違いを減らすには、リーニュとmmを併記し、さらに穴数・足の構造・素材・色・厚みなども明記します。最終的には現物見本でサイズと開閉性を確認します。

同じリーニュならボタンホールの長さも同じですか?

同じリーニュでも、ボタンの厚み、丸み、足の高さ、素材によって通過性は変わります。ボタンホールの長さは直径だけで決めず、使用生地の厚みや伸縮性も含め、試作で無理なく留め外しできるかを確認して設定します。

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