国・言語・通貨の設定
国・言語・通貨を変更するには、新規会員登録またはログインしてください。

ターポリンとは

定義

ターポリンとは、織物などの基布に合成樹脂をコーティングまたはラミネートし、耐候性や耐水性を持たせた、強度のあるシート状素材です。

別名ターポリン生地 / PVCターポリン / ビニールターポリン

定義と概要

ターポリンは、本来は防水性を備えた丈夫なシートを指す名称です。アパレルや資材分野では、多くの場合、ポリエステルなどの織物を基布とし、ポリ塩化ビニール(PVC)などの樹脂で表面を覆った素材を指します。

基布の種類、樹脂の種類、表面処理、厚みは製品ごとに異なります。そのため、ターポリンという名称だけでは、柔軟性、防水性、耐候性、難燃性などの性能を一律には判断できません。

特徴

表面は樹脂特有のなめらかさや光沢、あるいはマットな質感を持ち、一般的な織物よりもハリとコシがあります。布目が表面に見えるタイプや、エンボス加工で革調・布調の見た目にしたタイプもあります。

水を通しにくく、汚れを拭き取りやすいことが特徴です。一方で、通気性や吸水性は期待しにくく、衣料に用いる場合は蒸れ、硬さ、肌への接触感を仕様段階で確認する必要があります。低温時には硬くなったり、折り曲げ部に負荷がかかったりするものもあります。

  • 耐水性は樹脂層の仕様や縫い目の処理を含めて確認します。
  • 屋外用途では耐光性や耐候性の試験データを確認します。
  • 表面の傷、折り目、白化の出やすさは色や加工によって異なります。

主な用途

看板、養生シート、テント、雨よけ、間仕切り、袋物など、耐水性と強度を必要とする用途に使われます。衣料分野では、バッグ、ポーチ、ベルトなどの服飾雑貨のほか、レインウェアやアウトドア向けアイテムの部分使いに用いられます。

季節を問わず使用されますが、衣料では雨天や屋外活動を想定した企画との相性があります。全面に使用すると重量や硬さが着用感に影響するため、切り替え、ポケット、補強部などに限定して使う設計も行われます。

選び方と取り扱いの注意点

選定時は、基布、樹脂の種類、厚み、目付、幅、表面の光沢、柔軟性を確認します。用途に応じて、引張強度や引裂強度、耐水圧、耐光堅牢度などの要求性能を定め、実際の使用条件に近い試作評価を行うことが重要です。

ターポリンは洗濯によって基布が大きく縮むというより、樹脂層の劣化、表面の傷、剥離、変色などに注意が必要な素材です。洗濯可否は素材構成と加工により異なるため、必ず生地の洗濯表示やメーカー指定の方法に従います。

縫製では、針穴が耐水性を低下させることがあります。縫い目からの浸水を抑える必要がある製品では、シームテープなどによる目止めを検討します。また、送り跡、押さえ跡、針穴、折り目が目立つ場合があるため、端切れで針・糸・縫い条件を事前に確認します。

似ている用語との違い

コーティングは、生地表面に樹脂などの被膜を形成する加工そのものです。ターポリンは、こうした加工を施した強度と耐水性を重視するシート状素材を指すことが多く、加工名であるコーティングとは意味の範囲が異なります。

ラミネート・ボンディングは、フィルムや別素材を貼り合わせる加工・構造を指します。ターポリンにもラミネート構造のものがありますが、すべてのラミネート生地がターポリンではありません。キャンバスは厚手の織物を指し、樹脂加工の有無は別の要素です。

よくある質問

ターポリンは防水生地ですか?

ターポリンは一般的に水を通しにくい素材ですが、防水性能は基布、樹脂層、厚み、縫製仕様によって異なります。生地自体が防水性を備えていても、縫い目の針穴から水が入ることがあります。製品としての防水性が必要な場合は、耐水圧と縫い目の目止め仕様を確認します。

ターポリンは家庭で洗濯できますか?

洗濯の可否は一律ではありません。樹脂層は摩擦、熱、強い洗剤、乾燥機などで傷み、剥離やひび割れが生じる場合があります。汚れはまず柔らかい布での拭き取りを検討し、洗濯が必要な場合は生地または製品に指定された洗濯表示と取扱方法に従います。

ターポリンの商品すべて見る
関連用語
この用語をシェア