曲尺とは
定義
曲尺とは、尺貫法における長さの単位の一つで、主に建築や洋裁の寸法表記に用いられ、鯨尺とは一尺の基準長が異なる尺度です。
別名かね尺
目次4項目
定義と概要
曲尺は「かねじゃく」と読み、尺貫法で用いられる長さの基準です。一尺は約三〇・三センチメートルで、メートル法が標準である現在も、和裁や建築などの慣用的な寸法表記で見られます。
名称は直角を測る道具である曲尺とも同じ表記ですが、寸法の文脈では長さの単位を指します。生地の繊維、織物組織、加工方法を表す語ではないため、風合いや機能を示すものではありません。
アパレルでの使われ方
アパレル分野では、和装の着尺や反物の寸法、型紙作成時の慣用表現などで曲尺が参照されることがあります。洋服の仕様書や生地規格では、一般的にセンチメートルまたはメートルによる表記を用います。
古い資料、生産現場の口頭連絡、和装関連の指示では尺による表現が残る場合があります。発注書、パターン、検品基準では、どの尺度を用いた数値かを明記し、必要に応じてメートル法へ統一することが重要です。
鯨尺との違いと確認事項
曲尺と鯨尺は、いずれも「尺」と呼ばれますが、一尺の長さが異なります。曲尺は建築や洋裁で用いられることが多く、鯨尺は和裁や呉服の寸法で用いられることが多い尺度です。尺数だけを比較すると寸法の取り違えにつながります。
反物幅、着尺、用尺を確認する際は、「尺」という単位名だけで判断せず、曲尺か鯨尺か、またはセンチメートル換算値を確認します。縮みや洗濯、縫製の注意点は曲尺自体ではなく、対象となる生地の素材や加工条件に応じて検討します。
- 仕様書には単位をセンチメートルまたはメートルで併記します。
- 和装生地の幅や着丈は、鯨尺表記かを確認します。
- 古い型紙や指示書は、作成時の尺度と原寸を照合します。
よくある質問
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