国・言語・通貨の設定
国・言語・通貨を変更するには、新規会員登録またはログインしてください。

袖裏とは

定義

袖裏とは、ジャケット、コートなどの袖の内側に付ける裏地で、腕通しを良くし、表地や袖の形を整えるための生地です。

定義と概要

袖裏は、衣服の袖部分の内側に用いる裏地です。主にジャケット、スーツ、コートなどで使われ、袖を通す際の摩擦を抑えます。胴部分に付ける胴裏とは、使用する部位と求められる性能が異なります。

袖裏は、表地の縫い代や袖山まわりの内部構造を覆い、見た目を整える役割も持ちます。袖口から見える場合があるため、色、柄、光沢をデザイン要素として選ぶこともあります。

使う部位と役割

袖裏は肩先から袖口までの袖筒の内側に配置します。着用時に腕やインナーと接するため、滑りの良さは着脱性や重ね着のしやすさに影響します。とくに毛羽立ちや凹凸のある表地では、袖裏の滑りが重要になります。

袖裏を用いると、表地が腕の動きに引かれにくくなり、袖の収まりを保ちやすくなります。一方、袖裏の寸法やゆとりが不足すると、可動時の突っ張り、縫い目への負担、表地の引きつれにつながることがあります。

素材と種類

袖裏には、キュプラ、ポリエステル、レーヨンなどを用いた織物が多く使われます。平滑な表面を持つものは腕通しを良くしやすく、ストライプなどの柄物は袖裏としての見え方や左右の識別にも活用されます。

伸縮性のある表地や動作量の大きい衣服には、ストレッチ性を持つ裏地やニット裏地を検討します。制電性、透け防止性などを付与した裏地もあり、衣服の用途、着用環境、表地の性質に応じて選択します。

  • キュプラ:滑りや吸放湿性を求める場合に用いられます。
  • ポリエステル:扱いやすさや機能加工の選択肢を考慮する場合に用いられます。
  • レーヨン:やわらかさや落ち感を生かしたい場合に用いられます。

選び方と注意点

表地との相性は、風合い、厚み、伸び、摩擦、透け感を合わせて確認します。薄地や淡色の表地では、袖裏の色や柄が透けないかを実物で確認します。表地と袖裏で洗濯後の縮み方が大きく異なる組み合わせにも注意が必要です。

袖裏は表地より滑りが良くても、過度に滑ると着用中に衣服がずれやすく感じる場合があります。ニットやストレッチ素材の表地には、伸びに追従できる裏地を選び、必要に応じてパターン上のゆとりも確保します。

縫製上の注意

袖裏は表袖と別に筒状に縫製し、袖口やアームホールで表地と合体させる方法が一般的です。袖裏には表袖の動きを妨げないゆとりを持たせ、縫い込みやねじれがないように地の目と左右を確認します。

袖口付近は着脱時に力がかかりやすいため、縫い代の始末や縫い込み量を仕様に沿って管理します。柄物を用いる場合は、左右の柄方向、裁断時の取り方、縫い合わせ後の見え方を事前に確認することが大切です。

よくある質問

袖裏と胴裏の違いは何ですか?

袖裏は袖筒の内側に付ける裏地で、主に腕通し、袖の形の保持、内部の始末を担います。胴裏は身頃の内側に付ける裏地です。同じ裏地でも、袖裏は腕の動きや摩擦を考慮して選ぶ必要があります。

ストレッチ素材のジャケットに普通の袖裏は使えますか?

使用できる場合もありますが、表地だけが伸びて袖裏が追従しないと、腕を曲げた際に突っ張りや表地の引きつれが起こることがあります。表地の伸び方向と伸長量を確認し、ストレッチ裏地やパターンのゆとりを検討します。

袖裏が透けるのを防ぐにはどうすればよいですか?

薄地や淡色の表地では、袖裏の色、柄、光沢、厚みが表側に影響します。表地と袖裏を重ねて透過状態を確認し、表地に近い色の無地や、透けにくい仕様の裏地を選ぶことが基本です。

袖裏の商品すべて見る
関連用語
この用語をシェア