国・言語・通貨の設定
国・言語・通貨を変更するには、新規会員登録またはログインしてください。

目打ちとは

定義

目打ちとは、先端が鋭くとがった柄付きの手工具で、縫製や手芸において布・革などに穴を開けたり、縫い目や角を整えたりするために使う道具です。

別名アウル / 目打ち針

定義と概要

目打ちは、細い金属製の針状の先端と握りやすい柄からなる手工具です。素材に小さな穴を開けるほか、ミシンや手縫いの途中で布端を整える、縫い代を割る、角を表に返して形を出すといった細かな作業に用います。

針で縫うための穴を作る用途もありますが、目打ちは縫い針そのものではありません。生地の織り糸を必要以上に切らず、糸の間を押し広げながら穴を作れる場合がある点が、刃物で穴を開ける道具とは異なります。

使い方

穴を開けるときは、作業台の上に不要な厚紙やゴム板などの当て材を置き、目打ちを素材に対してまっすぐ当てます。目的の穴より小さく開け、必要に応じて先端を少しずつ進めると、穴周辺の損傷を抑えやすくなります。

縫製では、表に返した衿先・ポケット口・カフスなどの角を内側から軽く押して整えます。先端で強く突くと生地を貫通したり、表面に傷を付けたりするため、縫い代を押し出す感覚で少しずつ扱うことが重要です。

  • ボタン付けや手縫い前の下穴を開ける
  • ファスナーやホック周辺の縫い代を整える
  • 角やカーブを返した後に形を整える
  • 糸が詰まった部分をほぐし、位置を調整する

種類と選び方

目打ちは先端の太さ、長さ、形状、柄の持ちやすさで使い勝手が変わります。薄地や細かな縫製には細く鋭い先端、厚地や革などには強度のある太めの先端が適します。対象素材に対して太すぎるものは、穴や繊維の損傷が目立つ原因になります。

革加工では、菱形の穴を開けて手縫いの縫い目を整える菱目打ちなどが用いられます。一般的な目打ちは単独の細い先端で穴を開けたり整えたりする道具であり、一定間隔の複数穴を作る菱目打ちや穴あけポンチとは用途が異なります。

  • 薄地・仮穴用:細い先端のもの
  • 厚地・革用:曲がりにくい太めの先端のもの
  • 返し作業用:柄が握りやすく、先端が過度に長すぎないもの
  • 革の手縫い用:縫い穴の形状とピッチに合う菱目打ち

手入れと安全上の注意

使用後は先端に付着した繊維くずや汚れを乾いた布で拭き取り、湿気を避けて保管します。先端にさびや曲がりがあると、布を傷めたり狙った位置に穴を開けにくくなったりするため、状態を作業前に確認します。先端保護用のキャップがある場合は保管時に使用します。

作業中は目打ちの進行方向に手指を置かず、安定した台の上で扱います。膝の上や手のひらを受けにして穴を開けることは危険です。硬い素材に無理な力をかけると先端が滑るため、適した当て材を用い、必要なら専用の穴あけ工具を選びます。

似ている用語との違い

千枚通しは、紙を重ねて穴を開ける用途でも使われる細い錐状の道具です。目打ちと形状や用途が重なることがあり、販売や現場で同様に呼ばれる場合もありますが、衣料の縫製・手芸では布や縫い目を扱う道具として目打ちと呼ぶことが多いです。

穴あけポンチは、革やベルトなどに円形の穴を抜くための工具です。目打ちが押し広げるように小穴を作るのに対し、ポンチは素材を打ち抜いて穴を作ります。また、リッパーは縫い目を切ってほどく道具であり、目打ちとは先端形状と目的が異なります。

よくある質問

目打ちで布に穴を開けてもほつれませんか?

織物では、目打ちが繊維を切らずに糸を押し分ける程度の小穴であれば、目立ちにくい場合があります。ただし、粗い織物、薄地、強い力がかかる箇所では穴が広がったりほつれたりすることがあります。端切れで事前に確認してください。

目打ちと穴あけポンチはどのように使い分けますか?

小さな下穴、縫い目の調整、返し角の成形には目打ちを使います。革や厚いシート材に、径のそろった円形の穴を開けたい場合は穴あけポンチが適します。用途に合わない道具を使うと、穴の形が乱れたり素材を傷めたりします。

目打ちで角を出すときの注意点は何ですか?

表に返した角へ目打ちを深く差し込み、強く押すと、生地を突き破るおそれがあります。縫い代の内側から少しずつ押し、先端を縫い目に直接当てないようにします。薄地や表面に傷が付きやすい素材は特に慎重に扱います。

この用語に関連する商品を探す
関連用語
この用語をシェア